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【IoT(モノのインターネット)】とは 実は日本発の概念!?

      2016/03/13

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ここ最近何かと話題にのぼることが多い「IoT(アイ・オー・ティー)」

半年ほど前にある企業の社長とブランディングの打ち合わせでお会いしたときに、「社名をIoTにしたい」と言われたことがあります。理由を聞いてみると「細かいことはわからないが、これからはIoTの時代だと聞いたので」とのこと。。。やられている事業の内容と乖離があったので、その話自体は無くなりましたが、一時気の「web2.0」のように様々な業種を横断して関心を集めていることは確かなワードですね。

IoTとはWikipediaによると

モノのインターネット(Internet of Things、IoT)は、一意に識別可能な「もの」がインターネット/クラウドに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。「Internet of Everything」や「Smart Everything」、「サービスのモノ化」ともいう。「Internet of Things」という用語は、1999年にケビン・アシュトン(英語版)(Kevin Ashton)が初めて使った用語である。ここでいう「もの」とは、スマートフォンのようにIPアドレスを持つものや、IPアドレスを持つセンサーから検知可能なRFIDタグを付けた商品や、IPアドレスを持った機器に格納されたコンテンツのことである。

引用:Wikipedia

とのこと。今ひとつピンときませんよね。

従来は人と人がコンピューターとインターネットを介してコミュニケーションやビジネスを行ってきました。しかし近年、コンピューターやセンサーが高度化しつつ低価格化したことにより、あらゆるモノに組み込むことができるようになりました。

その結果「人とモノ」「モノとモノ」のコミュニケーションが可能になったのです。

つまり、IoTとは「あらゆるモノがインターネットを通じてつながることで実現するサービスや、それを可能とする技術体系の総称」のことなのです。

実はすでに私たちの生活の中にその技術は実現しています。

身近なところでは部屋の温度変化を感知して消防署に通知する火災報知器、お湯の減り具合で遠隔で暮らす老人の安否を確認するポットや、道路に埋め込んだセンサーで混雑状況をカーナビに伝えるVICSなど。すでに知らず知らずのうちにその恩恵に預かっています。

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IoTは日本初の概念だった!世界が注目するTRONとは?

2015年5月17日に電気・無線通信の国際機関ITU(国際電気通信連合)の150周年記念式典が催され、あのビル・ゲイツと共に世界で表彰された日本人がいます(ITUは1865年5月17日にパリで設立された世界最古の国際機関)。

東京大学大学院の坂村健教授(YRPユビキタス・ネットワーキング研究所所長)その人です。受賞理由はIoTの最初の提唱者であったこと。

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坂村 健(さかむら けん)氏
日本の計算機科学者。コンピューターアーキテクチャ「TRONプロジェクト」の提唱者でプロジェクトリーダー。

職業・肩書き ・東京大学教授
・東京大学情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター長
・YRPユビキタス・ネットワーキング研究所長
・T-Engineフォーラム/uIDセンター代表
生年月日 1951年7月25日生まれ。東京都出身。
出身校 慶應義塾大学
研究分野 電脳建築学、情報工学
主な受賞歴 ・日刊工業新聞技術科学図書文化賞(1987年)
・武田賞(2001年)
・紫綬褒章(2003年)
・大川賞(2004年)
・日本学士院賞(2006年)
・国際電気通信連合150周年賞(2015年)

Internet of Thingsというワードとしては1999年にイギリスのケビン・アシュトン(Kevin Ashton)氏が初めて使った用語です。彼は無線IDタグの専門家でRFIDを開発したことで有名。

しかし、概念としてのIoTはアシュトン氏がその言葉を使う10数年ほど前から日本で提唱されていたものでした。

坂村教授は「TRONプロジェクト」の提唱者でプロジェクトリーダーとして世界から評価されています。TRON(the real-time operating system nucleus)とは1984年に始まったプロジェクトで「日常生活のあらゆる部分にコンピューターを組み込み、ネットワーク化して相互に連携し、人間生活をあらゆる面から支援するコンピュータシステム」というコンセプトです。まさにそれはIoTの起源。日本より海外での評価が高いというのが少し寂しい気がしますね。

坂村教授がこのプロジェクトを始めたのはもう30年前。当時描いた構想に時代が追いついてきたような感じです。

Iphoneがでる前の2003年に、こんな試作機を作っていました。
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2004年作成のウェアラブル端末の試作機。Apple Watchの先駆けです。
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これはipad proの原型でしょうか。電子ペンで入力するデュアルタッチスクリーンのコンセプト画は1982年のもの。
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1988年に描かれた折りたたんで持ち運べるフレキシブルコンピューターのイメージモデル。
スクリーンショット 2016-01-30 23.48.39引用:2014 TRON Symposium. 30thAnniversary

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TRONプロジェクト30周年シンポジウムの資料によると、オープンにしたOSは今では世界76カ国で利用され、着実に教授が思い描いたユビキタス社会・IoTの実現に突き進んでいます。新産業革命などと言われる世界的に注目される構想が、日本が起源であると言えることは光栄ですね。

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