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七夕(たなばた)の由来は日・中の合作?!

      2016/03/27

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毎年7月になると、我が家の子供達は短冊に願い事を書くことを楽しみにしています。最近では近くのショッピングモールでも、笹に近所の子供達の願い事を書いて飾るのが恒例になっています。しかし、この風習はいつ頃から始まって、現在のような形になったのでしょうか。

七夕の歴史は古く、実は日本と中国の3つの伝説や風習が合わさって出来上がってきたものなのです。

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(1)織姫・彦星の伝説

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織姫の星は「こと座のベガ」で、中国では「織女星(しょくじょせい)」と呼ばれ、古くから裁縫を司る星とされてきました。一方の彦星は「わし座のアルタイル」で、中国では「牽牛星(けんぎゅう星)」と呼ばれ、農業を司ると信じられてきました。この二つの星と、白鳥座のデネブを合わせて「夏の大三角形」と呼ばれます。

織姫星と彦星はともに農業に適した時期になると天の川を挟んで最も明るくなります。そこから1年に1度だけ天の川で鵲(カササギ)の仲介で会うという、あの有名なストーリーが生まれたものと推測されます。
最も古いものだと、2世紀頃の中国の文献に記録されているそうです。

「天の河の東に織女有り、天帝の子なり。年々に機を動かす労役につき、雲錦の天衣を織り、容貌を整える暇なし。天帝その独居を憐れみて、河西の牽牛郎に嫁すことを許す。嫁してのち機織りを廃すれば、天帝怒りて、河東に帰る命をくだし、一年一度会うことを許す」(「天河之東有織女 天帝之女也 年年机杼勞役 織成云錦天衣 天帝怜其獨處 許嫁河西牽牛郎 嫁後遂廢織紉 天帝怒 責令歸河東 許一年一度相會」『月令廣義』七月令にある逸文)
引用:wikipedia

 

よくよく読んでみると、新婚に浮かれて仕事をサボるようになり、父親の怒りを買って別居させられ、年に一度だけ会うことを許されたというストーリーです。純愛のイメージとはちょっと違いますね。

(2)乞巧奠(きこうでん)の祭事

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7月7日の夜に裁縫などの針仕事や機織りの腕が上達するようにと、織姫の星である織女星(こと座のベガ)に願う風習が中国にありました。それが奈良時代に日本に伝わり、宮中行事として広まりました。宮中では「二星会合」として親しまれ、盥(たらい)に水を張ってそこに映る星影を見ていたそうです。直接夜空を見上げないのが面白いですね。やがて庶民の間にも広まり、江戸時代には裁縫だけでなく、書道など技芸全般の上達を願う風習となりました。

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(3)「棚機津女(たなばたつめ)」の伝説

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日本にも古くから七夕の元になる伝説がありました。日本最古の歴史書である古事記にすでに記録が残る「棚機津女(たなばたつめ)」という巫女の話です。
水の神に捧げる衣服を水部の機屋(はたや)で織る女性を「棚機津女(たなばたつめ)」と呼び、やがて神が訪れると神の子を身ごもりその女性自身も神になると言われていました。このとき水の神はその地域に豊穣をもたらし、代わりに災厄を祓うと信じられていました。そのため「七」と「夕」という当て字なのに「たなばた」と読むようになったと言われています。

これら3つの伝説や風習が合わさって、おおよそ江戸時代ころに現在のような七夕の原型が定まったと言われています。まさに日本と中国の合作といった感じですね。

なぜ竹と笹が使われるのか!?

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七夕は別名では「笹の節句」とも言われます。何故竹がこれほど七夕に欠かせないものになったのでしょうか。
織姫・彦星伝説の元である中国では「七夕節」と呼ばれ、近年では中国伝統の「バレンタインデー」とも言われているそうです。しかし、中国では竹はまったく出てきません。

実は竹と笹を七夕に使うのは日本だけで、オリジナルの発想なのです。そこには日本独特の神の考え方がありました。

七夕に竹を飾る風習が生まれたのは江戸時代からで、古来より日本では竹を「神の依り代」として神聖視する考えがありました。「雨後の筍」というように、非常に逞しく強い生命力から、神が宿る神聖なものと捉えられました。同様に笹も強い殺菌力から、汚れをはらい、神が宿るものと考えられました。

竹と笹により、邪気を払い、願いが勢い良く成就するように、という思いから七夕に使われるようになったのではないでしょうか。

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